1人暮らし初心者
まとめ買いすれば買い物に行く回数が減るので、食費も節約できると言われています。
ところが何も考えず直感だけでまとめ買いすると、食材だけでなくお金や時間も無駄遣いしてしまうのです。
そこで、この記事では「食材選び」「まとめ買いに役立つヒント」で失敗しないまとめ買いの方法を紹介します。
時間がない方は「まとめ買いにおすすめの食材は?」と「まとめ買いに役立つヒント」をご覧ください。
もくじ
まとめ買いにおすすめの食材は?
どんな食材をまとめ買いすれば良いのか分からない人へ、おすすめの食材を4つのポイントで説明します。
これから自炊をする人は「まとめ買いってどのくらいの量を買えば良いの?」と疑問に感じるでしょう。一人暮らしを始めたばかりの私も同じ気持ちでした。
目安としては、一人暮らしだけどファミリーパック(4人分くらい)を買って大丈夫なものを紹介します。
✅ざっくり分けると、この4種類はまとめ買いして大丈夫ですよ。
- 栄養がある食材
- 使いまわせる食材
- 賞味期限が長い食材
- 冷凍保存できる食材
栄養がある食材
健康的な食生活を送る上で必要なのが「五大栄養素」です。
五大栄養素である「たんぱく質」「糖質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」を含む主な食材をまとめました。
五大栄養素の名称 | 役 割 | おもな食材 |
---|---|---|
たんぱく質 | 筋肉や髪、骨や内臓のもととなる | 肉、魚介類、卵、乳製品、豆類など |
糖質 | エネルギー源 | さとう、ごはん、パン、麺、いも類、果物など |
脂質 | エネルギー源 | 肉や魚の脂、油類、バター、マヨネーズなど |
ビタミン | 体の調子をととのえる | 野菜や果物、肉、魚介類 |
ミネラル | 体の調子をととのえる 筋肉や髪、骨や内臓のもととなる |
ひじきなどの海藻、乳製品、レバー、小松菜な |
ゆきち
使いまわせる食材【メイン料理につかう食材】
どんなに栄養があっても、あつかいにくい食材は避けておきましょう。
どうやって調理するか分からないと、せっかく買った食材をムダにしてしまうからです。
ここでは手頃な価格で、いろんな料理に使える食材を紹介します。
①牛こま切れ肉
牛こま切れ肉はいろんな部位の肉を寄せ集めたもの。
高級な肉の切れ端が入っていることもあって、薄切り肉で大きさにばらつきはあるもののコスパが良いです。
牛こま切れ肉で作りやすい料理は牛丼、肉じゃが、肉豆腐、野菜炒め、カレー、ハヤシライスです。
②ひき肉
ひき肉もいろんな部位の肉が使われています。適度に肉の脂が入っているので安くても肉汁たっぷりの料理が作れたりします。
ひき肉で作りやすい料理は、ハンバーグ、肉そぼろ、ミートソース、ぎょうざ(豚ひき肉)つくね(鶏ひき肉)です。
②豚こま切れ肉
豚こま切れ肉はいろんな部位の肉を寄せ集めたもの。薄切り肉なので加熱しやすく、牛こま切れ肉よりも安いです。
豚こま切れ肉で作りやすい料理は野菜炒め、カレー、生姜焼き、八宝菜、豚キムチなどです。
③豚ロース肉
安いときだと100gで100円以下で買える豚ロース肉。
ソテーやとんかつにしたり、一口サイズにカットしてカレーを作っても美味しいです。
まとめ買いしても1食分ずつ小分け冷凍すれば、無駄なく使える食材です。
④豚バラ肉
少し使うだけで料理にコクと旨味を出してくれるのが豚バラ肉です。
お好み焼きや焼きそばに使ったり、いつものみそ汁も豚肉を加えたらおかずにもなる豚汁が完成しますよ。
⑤鶏むね肉
鶏むね肉は高たんぱく&低脂肪。ダイエットや筋トレに励む人にはかかせない食材。
いつでも安く買える食材なので鶏むね肉専門の美味しいレシピ本を使い倒すくらいに料理すれば食費もかなり安くなります。
鶏むね肉で作りやすいのはチキン南蛮、鶏ハム、唐揚げなどです。
⑥鶏もも肉
鶏むね肉よりもジューシーで旨味が強いのが鶏もも肉です。
そのまま焼いて、しょうゆ・酒・みりんをからめたら照り焼きチキンステーキの完成!
唐揚げ、炊き込みごはん、筑前煮など野菜を使った煮物、チキンカレーを作っても美味しく仕上がります。
⑦魚の切り身
魚料理が苦手な人は、まずは切り身を使ってみませんか?
魚焼きグリルはいりません。直径20cmのフライパンがあれば、魚の切り身を2切れは焼けます。
塩鮭を焼いたり、ブリの照り焼き、サバやサワラの塩焼きもフライパンで焼けば後片づけもラクチン🎵
魚の切り身は2切れ~4切れで売っていることが多いです。1切れずと小分けして冷凍保存すると無駄なく使い切れます。
■関連記事:一人暮らしでよく使うフライパンと鍋のサイズは?【素材や選びまたも紹介する】
賞味期限が長い食材【缶詰、乾物、冷凍食品】
切干大根、高野豆腐、わかめやひじきなどの海藻類は賞味期限が長く、意外と調理もカンタンです(パッケージの裏に必ずレシピがのっています)
缶詰でおすすめなのがツナ、サバ缶、トマト缶。
いわしやさんまのかば焼き缶はごはんにのせたり、炊き込みご飯の具材にしても美味しいです。
冷凍保存できる食材【肉、魚、野菜】
肉や魚は1食分ずつ小分けして冷凍すると、一人暮らしでもちゃんと使いきれます。
賞味期限が短い魚も、冷凍保存すれば約2週間もちますよ(肉は4週間はもちます)
前日の夜に冷蔵庫に移しておけば、今日の晩ごはんを作るころには良い感じに解凍できています😊
野菜は使いやすいサイズにカットしてから、100均のフリーザーバックに入れて冷凍します。
きのこは冷凍することで旨味成分が出て美味しくなるそうです。
ニラと小松菜は冷凍してもくっつくことなく、パラパラとして使いやすいですよ。
あると助かるレシピ本
使いまわせる食材はたくさんあります。どんな食材をどう調理すれば良いのか迷ったときには今日のごはん、これで決まり!Mizukiのレシピノートを手に取ってみてください。
Amazonランキング第1位(和食部門、料理の基礎部門)のベストセラーで、二人分のレシピで簡単で作りやすいです。
まとめ買いのメリットとデメリット
まとめ買いは「週に1度」とは限りません。
3日に1度まとめ買いするなど、自分に合ったペースで実践してみましょう。
ここではまとめ買いのメリットと、まとめ買いで失敗しないコツを紹介します。
メリット【食費を節約できる】
まとめ買いを実践すると、いままでよりも買い物に行く回数が減ります。
スーパーに行けば美味しそうなものやお得なものが並んでいて、買うか買わないかで迷っちゃいますよね。
その結果、私たちは買物に行くたびに予定外の出費をかさねてしまうわけです。
買うか買わないかの誘惑と戦うよりも、スーパーに行く回数を減らすだけでストレスなく節約できます。
まとめ買いするためには事前に準備が必要です。くわしくはコチラで紹介します。
デメリット【食材をムダにする可能性あり】
まとめ買いしても食材を使い切れなかったり、そもそも調理法が分からないものを買ってしまうと料理するのが面倒くさくなってしまいます。
「なんとなく安いから買っちゃった!」と直感で買い物すると、まとめ買いは失敗に終わります。
食費の節約に役立つ、まとめ買いに役立つヒントをこの後で3つ紹介します。
まとめ買いに役立つヒント
まとめ買いのメリットはお金と時間を節約できることです。
ところが食材選びをまちがうと、せっかく買った食材をムダになってしまうことがあります。
ここでは失敗しないまとめ買いのコツを3つ紹介します。
①大ざっぱに献立を決めておく
②「買う」「買わない」の判断基準をもつ
③見切り品はどうする?
①大ざっぱに献立を決めておく
事前に献立を決めておくと、まとめ買いで失敗する可能性は低くなります。
とはいえ、どんな食材をどう調理するのか分からない人にとってはハードルが高いんですよね。
一人暮らしをはじめたばかりの私も同じことを思っていたので「メイン料理は何にする?」と考えるようになりました。
栄養がある食材、使いまわしができる食材、は何だろうと考るのです。
栄養面で考えると、たんぱく質・ビタミン・ミネラルをとっておきたいので大ざっぱに献立を決めました。
1日目 魚を食べる(塩焼き?照り焼き?)
2日目 肉を食べる(牛肉?豚肉?鶏肉?ひき肉?)
3日目 麺を食べる(炒める系?スープ系?)
きん。部屋管理人
大ざっぱがポイントです(笑)
②「買う」「買わない」の判断基準
安さやお得度を基準にして買物すると、失敗することが多いです。
安くお得に買っているのに節約できていない原因は、必要ないものまで買ってしまうからです。
本当に節約したいときは「安いけれど使わないから買わない」「お得だけど家にあるから買わない」と自分にブレーキをかけてあげましょう。
③見切り品はどうする?
広告の品や特売品以外で、安くてお得に買えるのが見切り品(おつとめ品)です。
スーパーによって鮮度がちがうので、すぐに使うとしても鮮度をチェックしておきましょう。
どの段階で見切り品にするのかは、店によってちがっていて、業界大手のスーパーは鮮度が良い状態でおつとめコーナーに出ていたりします。
安くてお得ですが、見切り品は賞味期限が短いので買い過ぎないように気をつけましょう。
まとめ買いはコツをつかめば失敗なし。
ここまでまとめ買いにおすすめの食材と、食材をムダにしない買物方法について紹介しました。
3日に1度のまとめ買いなら、この記事で紹介したコツをつかめば失敗する可能性が低くなります。
買物に行く回数を減らせば、予定外の出費も減るので無理なく節約できます。
良かったら、まずは3日に1度のまとめ買いから挑戦してくださいね。