1人暮らし初心者
エンゲル係数はすべての支出に対して「食費が占める割合」のことを言います。
一人暮らしのエンゲル係数は理想は15%で、収入によって25%を超えることもあります。
この記事では2022年度の単身世帯の食費(平均値)を参考に、エンゲル係数の理想と現実について解説します。
エンゲル係数を下げるための節約術も紹介するので是非参考にしてください。
もくじ
2022年度の単身世帯の食費はいくら?
2022年の総務省の家計調査によると、単身世帯の1ヶ月の食費は39,069円でした。
この食費39,069円はすべての年代、男女関係なく出した平均値です。
さらに細かい調査によると、もっとも食費が安かったのは34歳以下の女性33,035円。
もっとも食費が高かったのは35~59歳の男性の44,680円でした。
年齢別、男女別に算出した食費の平均値
34歳以下 | 34,385円 | 34歳以下(男性) | 37,587円 | 34歳以下(女性) | 30,035円 |
35歳~59歳 | 42,899円 | 35歳~59歳(男性) | 44,680円 | 35歳~59歳(女性) | 40,075円 |
60歳以上 | 38,913円 | 60歳以上(男性) | 41,348円 | 60歳以上(女性) | 37,610円 |
65歳以上 | 38,729円 | 65歳以上(男性) | 40,938円 | 65歳以上(女性) | 37,542円 |
全体の平均値 | 39,069円 | 男性の平均値 | 41,595円 | 女性の平均値 | 36,860円 |
1人暮らし初心者
ゆきち
エンゲル係数で理想の15%は無理ゲー
手取り給料額 | エンゲル係数15% | エンゲル係数20% | エンゲル係数25% |
10万 | 15,000円 | 20,000円 | 25,000円 |
15万 | 22,500円 | 30,000円 | 37,500円 |
20万 | 30,000円 | 40,000円 | 50,000円 |
25万 | 37,500円 | 50,000円 | 62,500円 |
30万 | 45,000円 | 60,000円 | 75,000円 |
1人暮らし初心者
ゆきち
総務省の家計調査で発表された食費39,069円(消費支出は161,753円)のエンゲル係数は24.15%だったよ。
まとめ:エンゲル係数とは?
- エンゲル係数は暮らしの豊かさをしめす数値
- 一人暮らしのエンゲル係数、理想は15%
- 現実のエンゲル係数は20%~25%が多い
- 食費をエンゲル係数だけで決めるのは危険
エンゲル係数を下げる方法【忙しい人の食費節約術】
値上げラッシュが続くなかで食費を下げるのは至難の業です。
節約のカギを握るのは「値上げしたから買わないもの」「値上げしたけど買うもの」の判断基準です。
食費を節約したい人は「買わないもの」「買い控えするもの」を決めておきましょう。
①食費の予算を決める
まずは総務省の家計調査結果を参考にしてみましょう。
たとえば32歳の男性の食費の平均値は37,587円。
ここから安くするか、高くするかはあなた次第です。
1か月の食費予算が決まったら、お米と調味料代を差し引いた金額を「5週間」で割ります。
【例】
食費の月予算が35,000円の場合
お米と調味料で3,000円
残り32,000円÷5週間=6,400円が食費の週予算
もっと詳しく食費の予算や、お米はどのくらい買えば良いのか知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
②家計簿をつける
大ざっぱでも構いません。何にいくらお金を使っているのか把握しましょう。
自動計算機能がついている家計簿アプリなら、入力するだけです。
どうしても家計簿が苦手な人は、決めた予算厳守でがんばるのもアリです。
③買い物に行く回数を減らす
計画的にまとめ買いをすると、お金と時間を節約できます。
まずは3日分の食材を買って、買い物に行く回数を減らしていきましょう。
何をどれだけ買えば良いのか分からない人は、まとめ買いって何を買うと良いの?【食材をムダにしない買物方法】をまとめた記事をご覧ください。
④利用する店を変える
買いたいものをガマンばかりするのは精神衛生上よくありません。
コンビニに行く回数を減らして、スーパーで買い物するだけでも食費は節約できます。
少なく見積もってもコンビニよりも20%安く買い物できるスーパー。品ぞろえも豊富ですよね。
買物に行くのが面倒な人はネットスーパーがありますよ。
送料がかかったとしてもコンビニで買い物するよりも安く購入できます。
⑤ごはんとお茶は「自分で」用意する
料理が苦手な人は、ごはんとお茶を自分で用意するだけでも節約効果があります。
昼ご飯に食堂を利用する人なら、おにぎりを持参しておかずだけ買えば少額ですが節約できます。
みそ汁、サラダ、卵焼きも用意できたら、スーパーの総菜1つでお腹いっぱいになりますよ。
自炊できないときは「中食」しよう
調理済みの総菜やお弁当を買って、自宅で食べることを「中食」と言います。
外食するよりも安いので、忙しくて自炊できない人は中食してみましょう。
仕事の帰りにスーパーに立ち寄れば、時間帯によっては割引価格でお弁当や総菜を買うことができます。
過去の私は残業で帰宅が遅くてスーパーが閉店していたり、総菜が売り切れてなかったことがありました。
そんなときは宅配の冷凍おかずセットがあれば、買い物に行かなくて良いので便利ですよ。
なにより家事する時間が大幅に減るので睡眠時間を増やして明日に備えることができます。
ほぼ自炊をする機会がない人は、長期契約プランで最安値573円で購入できる三ツ星ファームがあるので、ぜひ1度お試しください。
まとめ:
今日の記事をまとめます。
一人暮らしのエンゲル係数について理想は15%でしたが、現実は20~25%が多いです。
2022年度の単身世帯の食費は39,069円。消費支出が161,753円だったのでエンゲル係数は24.15%。
エンゲル係数は食費の参考になると言うよりも、暮らしの豊かさをしめす数値になっていました。
エンゲル係数を下げるための方法は、やはり節約です。
値上げラッシュが続くなか、「値上がりしたけど買うもの」「値上がりしたから買わないもの」ときちんと判断することで出費は減ります。
この記事でおすすめの節約方法は、エンゲル係数を下げる方法【5選】と自炊できないときは「中食」でした。良かったら参考にしてくださいね。